特別セッションの公募
特別セッションの公募を終了しました。
特別セッション
第11回日本LCA学会研究発表会では、現在以下の6つの特別セッションを設ける予定です。奮ってご参加下さい。
・温室効果ガスの削減貢献量評価最近、バリューチェーン全体での温室効果ガスの排出削減の取り組みを評価するニーズが高まっており、評価対象製品が存在することでライフサイクルを通じてなし得た温室効果ガス排出削減量を評価する試みが行われています。当学会でも「温室効果ガスの排出削減量算定ガイドライン」を発行しました。本セッションでは、こうしたガイドラインの活用として温室効果ガスの排出削減量の算定事例に関する研究発表・事例報告を募集し、削減貢献量評価の在り方について議論致します。・災害廃棄物自然災害に伴い発生した災害廃棄物は、被災地の復旧・復興の観点から、できるかぎり迅速に撤去、処理・リサイクルすることが求められます。今後発生しうる自然災害に対して事前に災害廃棄物の処理・リサイクルを検討する際に、発生量の推計、自区内処理や広域処理を含めた処理・リサイクルシステムの構築等を通じたライフサイクルの視点は欠かせません。本セッションでは、ライフサイクルの視点からみた災害廃棄物の処理・リサイクル等に関する研究発表、事例報告を広く募集します。・環境教育学校教育やその他の場面(企業内、消費者向けなど)でのライフサイクル的思考に基づく環境教育に関する研究発表・実践報告を募集いたします。・企業LCA/LCM企業等におけるLCA導入事例、削減貢献量評価等の企業活動全体の評価事例、ライフサイクル情報の管理システム、活用方法など、ライフサイクル的思考に基づく企業活動に関係した研究発表を広く募集します。・社会システムのエコデザイン持続可能な社会の実現に向けて、様々な省エネ・創エネ技術(例えば、太陽光発電、ヒートポンプなど)や省資源化・リサイクル技術(例えば、レアメタルの選別技術など)の開発、ならびに、ICT等を活用した新たなサービスの提供がすすめられています。一方で、これらの個々の技術やサービスが様々なレベルの社会システム(地球レベル、国レベル、コミュニティレベル、企業・ビジネスレベル、・・・)に普及した際の経済的・社会的な波及効果や環境影響等については十分に明らかになっていません。また、目指すべき社会の将来像、将来目標を設定し、それに向けたパスを検討する取り組みも十分になされているとは言えません。本セッションでは、持続可能な社会システムのデザインにつながるような理論研究、事例紹介、ケーススタディ、予備的な検討など、関連するトピックについての研究発表を広く募集します。・鉛フリーはんだ搭載製品のライフサイクル評価と今後の展望昨今、廃棄電気電子機器が世界で年間5千万トンを越える勢いで激増しており、各国で問題視されています。このなかで日本は、国民一人あたりの電気電子機器廃棄量において世界第2位の廃棄国となっており、温暖化やCO2の削減が叫ばれるなか、責任ある対応が求められています。この廃電気電子機器問題に対して20世紀末、日本ではすでに現場の技術者が自ら考えて行動し、電子機器の接合用に使用していた鉛はんだから、当時不可能と言われていた鉛フリーはんだへの転換実用化を世界で初めて成し遂げました。現在世界での鉛フリーはんだ化は約80%まで達成されています。本セッションでは、昨今の世界の環境や技術動向をふまえ、鉛フリーはんだ技術によるこれまでの電子機器ライフサイクルの検証と今後の世界貢献について研究発表や事例報告を行い、あわせてアジアや世界に向けた鉛フリーはんだ技術等による日本のリーダーシップのあり方について議論いたします。 |