活動

2019年度 イベント情報

"ニューツーリズム"の「CO2の見える化」 開催のご案内

【開催概要】

観光産業は、交通・宿泊・飲食・アミューズメント・土産品等の産業を含む裾野の広い産業です。平成20年度の観光白書によれば、国内観光産業はGDPの約5.5%、28兆円強を占める大きな産業となっています。また、日本人は一人あたり平均2.6泊の国内旅行を行い、海外旅行者数も1600万人に達しており、旅行(ツーリズム)は私達にとって非常に身近なものであると言えます。

しかしながら、観光と環境の関係については、一部の航空会社が旅行者向けにCO2排出量を公開したり、交通機関のCO2排出量が簡便に計算できるソフトウエアが公開されたりしていますが、旅行全体の環境負荷についての定量的な議論はほとんどありません。また近年、“エコツーリズム”と言われる活動が盛んになって来ていますが、さらに環境とツーリズムの関係についての議論を深めることが必要と思われます。

ツーリズムは巨大な産業であり、レクレーションとして私達に身近なものであるだけに、ここから排出されるCO2を適切に把握する、すなわち「CO2の見える化」を行うことは、温暖化対策の一つとして今後その重要性が増すものと考えられます。そこで、LCA学会では、ツーリズムにおける「CO2の見える化」実現に向けて2009年7月に新たに「ニューツーリズム研究会」を発足させました。この研究会では国内における最近の観光の形態に着目し、観光に関わるCO2排出量をLCAの手法を用いて検討し、「CO2の見える化」を促進するために活動することを目的としています。

本講演会は、産・官・学のツーリズムと環境に関する最近の話題をお話いただきます。 ご関係の方々に多数ご参加頂けますよう、お願い申し上げます。

日時 2009年11月19日(木)13:30~17:00
主催 日本LCA学会・LCA日本フォーラム
後援 カーボンフットプリント日本フォーラム
場所 センチュリー三田ビル10階会議室 AB会議室
京浜急行 泉岳寺駅[A4出口]徒歩約3分, JR 田町駅・都営浅草線三田駅徒歩約9分
参加費 日本LCA学会賛助会員 : 無料
日本LCA学会正会員 : 2,000円(資料代込み)
日本LCA学会学生会員 : 1,000円(資料代込み)
LCA日本フォーラム会員 : 2,000円(資料代込み)
カーボンフットプリント日本フォーラム : 2,000円(資料代込み)
その他協賛団体 : 2,000円(資料代込み)
一般(非会員) : 6,000円(資料代込み)
学生(非会員) : 2,000円(資料代込み)
定員 80名

【講演会プログラム】

13:30
開会挨拶
工学院大学 教授(日本LCA学会会長)稲葉 敦
13:35-14:05
「ニューツーリズムの推進」(仮題)
国土交通省(依頼中)
14:05-14:35
「旅行商品とCO2見える化」
(株)JTB関東 樋口 誠司
14:35-15:05
「環境とツーリズムの海外動向」
玉川大学   中嶋 真美
15:05-15:35
「東京オリンピックとCO2」(仮題)
東京都 (依頼中)
15:35-15:50 休憩
15:50-16:10
「エコホテル」
GPN事務局  深津 学治
16:10-16:30
「移動手段のCO2の見える化」
(独)産業技術総合研究所  工藤 祐揮
16:30-16:50
「ニューツーリズム研究会の今後」
工学院大学  稲葉  敦
16:50-17:00
閉会挨拶
(独)産業技術総合研究所
(日本LCA学会企画委員長)田原 聖隆

「カーボンフットプリント何でも相談会」

いまさら人には聞けないことや、CFPをやってみたいがどうやってやれば良いのかわからないなど、初歩的な疑問にも答える少人数制の何でも相談できる会です。
各回とも15人程度を予定しておりますのでお早めにお申込下さい。

【開催概要】

日程 第1回相談会 10月7日(水曜日)17時~19時
第2回相談会 10月8日(木曜日)17時~19時
第3回相談会 10月14日(水曜日)17時~19時
定員 各回とも15名程度(先着順)
(申込が集中した場合は、調整させていただく場合がございますので予めご了承下さい。)
参加費 無料(ご参加は会員を優先させていただきます。)
お茶代として実費徴収させていただきます(1000円程度)
会場 工学院大学 新宿キャンパス 19階 会議室
東京都新宿区西新宿1-24-2
申込方法 参加者氏名、連絡先(所属・住所・TEL/E-mailなど)、希望する日にち(第2希望まで)を明記の上、日本LCA学会事務局(ilcaj[at]sntt.or.jp)まで、お申し込み下さい。
詳細案内および申込書 Word PDF

第8回講演会・食品研究会講演会

【開催概要】

テーマ 「食を巡るCO2の見える化の現状と今後の課題」
主催 日本LCA学会企画委員会・日本LCA学会食品研究会
共催 農産物流通技術研究会
日時 2009年6月19日(金) 13:30~18:00
場所 工学院大学 新宿キャンパス 中層棟5F(B-0563教室)
(東京都新宿区西新宿1-24-2 TEL 03-3342-1211)
定員 100名(定員に達しましたので締め切らせていただきました。ご了承下さい。)
参加費 日本LCA学会賛助会員および食品研究会メンバー : 無料(資料代込み)
日本LCA学会正会員および協賛団体メンバー : 2,000円(資料代として)
日本LCA学会学生会員 : 1,000円(資料代として)
一 般 : 6,000円(資料代として)
一般学生 : 2,000円(資料代として)

【第8回講演会プログラム】

13:30
開会挨拶
コーディネーター 東北大学大学院 斎藤雅典
13:45-14:25
基調講演「CFPの動向と『農林水産分野における省CO2効果の表示の指針(中間取りまとめ)』」について
農林水産省 大臣官房 環境バイオマス政策課 地球環境対策室長 木内岳志
14:30-14:55
講演①「CFP試験販売結果と今後の課題」
みずほ情報総研(株) 岸田裕一
15:00-15:25
講演② 「CFP表示商品の試験販売を通じた消費者意識の調査結果と普及に向けた課題」
(独)産業技術総合研究所 安全科学研究部門 本下晶晴
15:25-15:40 休憩
15:40-16:05
講演③「露地野菜と施設野菜に細分化した各種野菜の購入段階CFP原単位」
NPO法人国際資源活用協会 佐藤邦光
16:10-16:35
講演④「販売時のインベントリー分析の課題」
日本大学 根本志保子
16:35-17:10
「販売時のインベントリー分析の事例報告」
(独)産業技術総合研究所 高田 亜佐子
日本生活協同組合連合会 小野光司
17:15-18:00 総合討論