活動

2017年度 イベント情報

第23回 日本LCA学会・LCA日本フォーラム共催 講演会
「モノからコトへ ~新たなる循環経済の形成~」

【開催概要】

場所 全日通霞が関ビル 8階大会議室B (東京都千代田区霞が関3-3-3)
日時 2017年12月14日(木)14:00~17:20
主催 日本LCA学会
共催 LCA日本フォーラム
定員 100名程度
参加費 賛助会員 : 資料代とも無料 1社2名まで
正会員 : 無料(資料代 2,000円)
学生会員 : 無料(資料代 1,000円)
LCA日本フォーラム会員 : 4,000円(資料代込み)
非会員一般 : 6,000円(資料代込み)
非会員学生 : 2,000円(資料代込み)

【開催趣旨】

近年話題となっている「Circular Economy(サーキュラーエコノミー)」は、欧州にて2010年以降から議論されている「Resource Efficiency」に係る政策のアクション・プランとして打ち出されたものである。このサーキュラーエコノミーは、日本語で循環型経済となり、馴染みがある言葉ではあるが、欧州が提唱する循環型経済は廃棄物からスタートするようなバウンダリではなく、製品製造からスタートする概念である新しい用語である。

近年は資源と環境に係る制約がますます厳しくなっており、その中で多くの人々が豊かさを享受できるようにするには、資源の採取から廃棄物に至るライフサイクルでのモノの価値を多様に組み、効果的に活かし続けることができるマルチ・バリュー・チェーンが求められる。このような新しい概念での循環型経済構築において、LCAはライフサイクルでの環境影響の観点から適正なマルチ・バリュー・チェーン構築のために大きな役割を果たすと考えられる。

本講演会では、サーキュラーエコノミーの各分野の専門家をお招きして欧州のサーキュラーエコノミーから何を学ぶべきか、そしてその限界は何であるのかについて、ご講演いただきます。パネルディスカッションでは我が国の次なる循環型経済構築に向けて、そして政策や企業活動等において期待される役割について、パネリストの方々と議論します。

【プログラム】

14:00-14:05
開会の挨拶
日本LCA学会 企画委員長 大橋 憲司 氏
14:05-14:35
サーキュラー・エコノミーに学ぶビジネス・マネージメント・モデル
公益財団法人日本生産性本部 喜多川 和典 氏
14:35-15:05
ものづくりアジア発循環経済への挑戦としての広域マルチ・バリュー循環
国立研究開発法人物質・材料研究機構 原田 幸明 氏
<休憩 15分>
15:20-15:50
広域マルチバリュー循環に向けたリマニュファクチャリングの現状と課題
国立研究開発法人産業技術総合研究所 松本 光崇 氏
15:50-16:20
LCAとTMRからみた資源循環
立命館大学 山末 英嗣 氏
<休憩 10分>
16:30-17:15
パネルディスカッション「次なる循環経済の構築に向けて」
司会:原田 幸明 氏
喜多川和典氏、松本光崇氏、経済産業省、環境省
17:15-17:20
閉会の挨拶
日本LCA学会 学会長 森口 祐一 氏

第8回「ものづくりの現場からLCAを考える見学会」実施のご案内

Announcement regarding “Thinking LCA through field trips to manufacturing sites”
今回の見学会では栃木県内のバイオマス発電施設、ビール工場、足尾銅山を訪問します。皆様、どうかこの機会をお見逃しなく、お誘い合わせの上、奮って御参加下さい。

【開催概要】

日時 平成29年10月10日(火)8時30分 ~ 18時30分(予定)
見学先

午前:
(1)山林舎 バイオマス発電施設
バイオマス発電施設に加えて、製材工場にて、製材の流れ、破砕・バイオマスチップの製造と、ボイラーへの投入、木材の乾燥設備などを見学します。

午後:
(2)サッポロビール 那須工場
サッポロビールの製造工程や那須工場の仕込釜・煮沸釜を見学します。
http://www.sapporobeer.jp/brewery/nasu/

(3)足尾銅山
足尾銅山の歴史や銅の精製の仕方を見学します。当時の鉱石採掘の様子が再現されているほか、施設内の資料館にて鉱石から銅になるまでの過程を見学します。
http://www.nikko-kankou.org/spot/28/

定員 25名
参加費 ※参加費(予定、参加人数により変動あり)
日本LCA学会会員 : 8,000円
LCA日本フォーラム会員 : 10,000円
一般 : 13,000円
  • 定員を超えた場合や、見学先によっては同業者の方はご参加いただけない場合がありますのでご了承ください。
  • 本参加費には、集合場所まで、解散場所からの交通費、食事代などは含まれておりません。
  • 本参加費は、有料の見学先の費用、見学先間の移動に伴う交通費、その他日本LCA学会の事務運営費用に当てられます。
  • 最小催行人数に達しない場合には予定を変更することがあります。
参加証 参加いただけます方には、10月5日までに参加証をお送りいたします。

【行程表】

表 :行程表
日付 時刻 集合 解散 場所
10/10
(火)
8:30 東北新幹線 宇都宮駅(集合)
(バス移動)
10:00 山林舎(バイオマス発電施設) 着
山林舎(バイオマス発電施設) 見学
12:00 山林舎(バイオマス発電施設) 発
(バス移動) ▼移動経路上の途中下車可
13:00 サッポロビール 那須工場 着
工場見学+試飲(30分程度)、見学後昼食
14:15 サッポロビール 那須工場 発
(バス移動)
15:45 足尾銅山 着(集合)
足尾銅山 見学
17:00 足尾銅山 発
(バス移動)
18:30 宇都宮駅 (解散)
  • 表中の●印は集合場所、▼印は解散場所を表します。
  • 行程表は現時点の予定を示したもので、変更されることがあることをご了承ください。

「SCP(持続可能な消費と生産)とSDGsについての参加型討論会」開催のご案内

SCP(持続可能な消費と生産)は、言葉としてはSDGsの中でも大目標の一つ、ゴール12に掲げられ、その中では消費と生産に伴う自然資源の取得、環境に有害な化学物質等の排出物を最小化する管理手法や政策、国際的な合意形成といったことを対象としています。しかしSCPをより広義にとらえれば、「消費と生産」は我々人類の日々の営みそのものであり、消費と生産を巡るシステムは現在の文明の現状そのものといっても過言ではありません。また、SCPについて考慮することは、題材となる製品やサービスを巡る環境影響、社会影響を含んだものになり、自然にSDGsの他のゴールと関連していくことを意味します。本討論会では、参加者がSCPにかかわるトピックについて議論する中で、SCP、SDGsへの理解を深めるとともに、それぞれの参加者の関心や課題を共有し、参加者間のネットワークの深化を図ることでSCPの取り組みを推進することを目的とします。皆様の討論会ご参加をお待ちしております。

【開催概要】

日時 第1回:平成29年7月28日(金)15時00分 ~ 17時00分
第2回:平成29年11月17日(金)15時00分 ~ 17時00分
場所 中央大学 駿河台記念館 480号室(最寄り駅 お茶の水駅)
参加費 日本LCA学会 正会員、賛助会員 : 無料
LCAフォーラム会員 : 2,000円
それ以外の方 : 5,000円
定員 20名(定員になり次第、募集を締め切らせていただきます)
その他 討論にあたっては、非常に簡単なもので結構ですので、同じグループの方へご自身の状況を共有するために、自社やご自身の紹介、現在のSDGsやSCPへの取り組み、現在直面している課題、ステークホルダーへの要望等を、A4の紙2枚程度にご準備ください。
討論の内容や成果の記録は行いますが、匿名性は確保いたします。

【プログラム】

第1部(30分)
ショートプレゼン
1回4~5名程度、自己紹介を兼ねた専門家(講師)の得意分野を紹介します
第2部(1時間)
討論
4~5名が1グループとなり、与えられたトピックについて討論を行います
第3部(<30分)
成果発表
各グループの討論の成果の発表を各グループ5分程度で行います
第1回:
SCP(持続可能な消費と生産)とSDGsの関連性は?持続可能な社会の構築へ向けて産業界と消費者はどう貢献していけるのか?
第2回:
持続可能な社会の構築へ向けた主要課題とその解決の方向性は?その中でLCAが果たせる役割及び、それへ向けた現在の課題は何か?

「生物観察会」開催のご案内

ご家族同伴で身近な生物多様性について楽しく学べる機会として、海の生物観察会を企画いたしました。水深15cmの海岸に、どんな生物が隠れているのか? みんなで観察して、講師の先生にいろいろ伺いましょう。ご家族同伴可のイベントですので、お子様連れで生き物探索にご参加下さい。

【開催概要】

日時 平成29年5月14日(日) 予備日として平成29年6月11日(日)
場所 鎌倉市 材木座海岸
参加費 500円/人 程度(未就学児は無料)
アクセス <電車・バス> JR鎌倉駅東口より湘南京急バス「鎌40逗子行き→「飯島」バス停下車、徒歩1分
<お車> 横浜横須賀道路・逗子ICから 逗葉新道→国道134号を西へ→県道路公社材木座駐車場
藤沢方面から 国道134号を東へ→県道路公社材木座駐車場
持ち物 網、バケツ、タオル、日焼け止め、濡れても良い靴または踵の止まるサンダル