研究会・学生交流ネットワーク

GHG削減実績量評価手法研究会

目的

2050 年カーボンニュートラル宣言の実現に向けて、低炭素・低環境負荷製品の社会受容のため、LCA アプローチに基づく環境負荷の見える化と評価への期待が益々高まっている。
カーボンニュートラリティは、排出インパクトの静的な把握のみならず、削減経路の視座に基づく、過去-現在-将来のトランジッションを考慮した評価、あるいは、社会でのマクロシナリオとの差分を考慮した評価手法の検討が必要と考えられる。特に、産業界におけるサプライチェーンを通した排出量の削減対策が喫緊の課題となってきている中で、各企業が、実際に自社の排出量を削減した施策を反映した製品単位の排出削減量=「削減実績量」を算定し、サプライチェーン上での評価指標として用いる意義が、経済産業省の研究会で指摘された。
本研究会では、削減実績量について、上記の産業界における必要性に鑑み、その算定・主張に関する研究を行い、産業界が活用可能な手引き(ガイドライン)を公表することを目的とする。

活動計画(概要)

研究会を1ヵ月に1回程度開催する。

研究会では以下の事項を検討する(予定)

  • 製品のCO2排出削減実績量の計算の実態調査
  • あるべき方法論の議論
  • 国際的な基準の策定に向けた初期的議論
  • ガイドラインのドラフテング

活動報告