2022年3月2日(水)~3月4日(金)
オンライン開催(Zoom)

公募企画セッションの概要

第17回日本LCA学会研究発表会では、以下の公募企画セッションが予定されています。奮ってご参加下さい。

● 材料代替効果のためのLCA 課題
 (オーガナイザー:田原聖隆(産業技術総合研究所)、醍醐市朗(東京大学))
  3月3日(木)11:00~12:20

高強度化による輸送機器用構造材料の軽量化は、輸送機器の燃費向上に寄与する。自動車では、その構造材料をハイテン、アルミニウム合金、マグネシウム合金、CFRPなどに代替することにより、軽量化することが検討されている。しかしながら、材料の生産あるいはリサイクルによって誘発される環境負荷と使用時に削減される環境負荷のライフサイクルを通した評価が望まれる。そこで、新構造材料技術研究組合(ISMA)において「新材料の材料代替効果定量技術の開発」のテーマで、自動車のライフサイクルでの環境負荷の最小化を目指すため、材料選択時点において候補材料を比較できる評価手法を現在開発している。さらに、 開発した高機能材料の社会実装による効果が材料開発の現場で見える化できたり、材料を変更することによる効果が自動車の設計時に見える化できたりするよう、代替材料を入力することで社会影響等の結果を返すクラウド評価ツールも合わせて開発している。
本セッションでは、現在開発している手法ならびにツールについて報告し、ライフサイクル思考の観点から考慮すべき項目、評価尺度、結果の表現方法について会場にて議論する。
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● カーボンニュートラルに向けた森林管理と資源利用
 (オーガナイザー:菊池康紀(東京大学))
  3月3日(木)13:20~14:40

再生可能資源の一つである森林資源は、樹種によっては数十年掛けて生産されるものであるが、素材やバイオマス原料・燃料として活用可能なものであり、太陽光や風力といった変動性再生可能エネルギーとは異なる特徴をもっている。森林を持続可能とし、適切な管理の下で資源を得るためには、中長期的なビジョンに基づく施業が必要であり、ライフサイクル思考に基づく分析と計画が必須といえる。本企画セッションでは、森林と資源のライフサイクルにまつわる諸課題を整理し、持続可能な管理にむけて必要となる要素を抽出する。
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● 循環型社会形成のための指標開発と環境・経済・社会の統合的評価
 (オーガナイザー:橋本征二(立命館大学))
  3月4日(金)11:00~12:20

第4次循環型社会形成推進基本計画においては、その指標体系が大きく改変され約120の指標を用いてその進捗を計測することとなった。同計画では、引き続き検討が必要な課題も合わせて示されたが、主要なものとして、(a)物質ストックの活用を含めたライフサイクル全体での徹底的な資源循環に関する指標、(b)環境・経済・社会の統合的取組に関する指標、(c)指標の国際比較可能性がある。本セッションでは、これらの課題に対応して環境研究総合推進費3-1902で行った研究の成果報告を行うとともに、今後の更なる課題等について議論する。
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公募企画セッションの募集

公募企画セッションの募集は終了しました。

公募企画セッションでは、構成、発表者の選定、当日の進行・会場運営はオーガナイザーに一任され、時間内であればどのような形式(発表時間、パネルディスカッションの実施など)で実施されても構いません。また、公募企画セッションの概要は、研究発表会ウェブサイトに掲載されます。省庁や公的機関等の研究プロジェクトの成果報告会を兼ねた企画も歓迎します。ライフサイクル思考に関わる幅広い分野からのセッション企画をお寄せください。
公募企画セッションのオーガナイザーは、10月27日(水)までに、下記の項目を記して、実行委員会(meeting17@ml.ilcaj.org)までお申込みください。

  • セッションタイトル
  • セッションの趣旨・概要(200~400字程度)
  • 発表予定件数、登壇予定者(氏名・所属・仮題目)
  • オーガナイザーの連絡先(氏名・所属・メールアドレス)

<申請にあたっての注意事項>
  1. セッションの時間は80分です。開催には、参加費とは別に「公募企画セッション開催負担金(6万円)」をお支払いいただきます。負担金の支払方法・期限につきましては,オーガナイザーに別途通知いたします。負担金の支払が確認できない場合、原則としてその公募企画セッションの実施は認められません。また、負担金の返金はいかなる理由によっても行いません。
  2. オーガナイザーとして公募企画セッションを申請頂けるのは、当学会の会員(正会員・賛助会員・学生会員)です。セッションでの登壇は非会員も可能です。
  3. 公募企画セッションの申し込みは、オーガナイザーにつき1件とします。
  4. 公募企画セッションは、構成や当日の進行・運営をオーガナイザーに一任致します。時間内であればどのような形式(発表時間、パネルディスカッションの実施、事前に公開した論文・報告書やYouTube等にアップロードした動画に基づく討議など)で実施されても構いません。実施についてのご希望やご不明な点があれば、お申し込みの際に実行委員会までご相談ください(ご希望に添えるとは限りません)。
  5. 研究発表会は、Zoomを用いた開催を予定しております。公募企画セッションにおいては、基本機能としてチャット・画面の共有・ホワイトボードが利用可能です。その他の機能(ブレイクアウトルーム・投票など)の利用を検討している場合、お申込みの際に必ずその旨をご連絡ください。
  6. 研究発表会ウェブサイトに掲載するため、公募企画セッションの概要を記した文書をA4版でご用意いただきます(ページ数・書式は自由です)。
  7. 公募企画セッションにおける個々の報告の講演要旨の作成は任意です。詳細は採否決定後にご案内致します。
  8. 公募企画セッションでの報告は、学生優秀発表の表彰対象とはなりません。
  9. 企画内容等をもとに実行委員会が採否を決定し、オーガナイザーにご連絡いたします。採択された公募企画セッション名は、研究発表会ウェブサイトにてご案内致します。
  10. 公募企画セッションの登壇者・参加者は、全員参加登録が必要です。
  11. 公募企画セッションでの報告は、演題登録を行わないでください。
  12. ご要望につきましては、プログラム編成の都合上、ご希望に沿えない場合もございます。日時については、最終的には実行委員会の判断で決定させていただきますのでご了承ください。

  13. <申し込みとお問い合わせ先>
    第17回日本LCA学会研究発表会実行委員会(meeting17@ml.ilcaj.org
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